2011年03月26日
人生において実現できる価値!
今日の日記のテーマは
「人間が人生において実現できる価値」
1905年、オーストリア、ウィーンに生まれ
ヴィクトール・フランクル
精神科医、心理学者
ユダヤ人の彼は、
第二次世界大戦中
ナチスに捕らえられて
強制収容所に送られました。
みなさんもご存じと思いますが
ナチスの強制収容所に送られた人は
人間の尊厳を奪われる
激しい仕打ちを受けました。
名前ではなく番号で呼ばる
罵(ののし)られる
叩(たた)かれる
蹴(け)られる
そして、動けなくなるまで
重労働をさせられました。
彼は、この体験をもとにして
『夜と霧』という著書を書きました。
この本は、17カ国語に翻訳さて
発行部数は英語版だけでも900万部
「私の人生に最も影響を与えた本」ベストテン
(アメリカ国会図書館の調査 1991)
「読者の選ぶ21世紀に伝えるあの一冊」
翻訳ドキュメント部門 第3位
(読売新聞)
現在でも読み継がれている名著です。
彼によると、
『人間が人生において実現できる価値』は3つある
まず、1つめは「創造価値」
「何かを創り出すこと」によって実現される価値
これは、仕事や芸術作品の創作など
次に、2つは「体験価値」
「何かを体験すること」によって実現される価値
芸術作品を鑑賞する
自然の美しさに感動する など
話を元に戻しますが、
ユダヤ人であったフランクルは、
ナチスの強制収容所に送還された、
そこでは
創造的な活動をすること(=創造価値)も、
人間らしい喜びや楽しみを体験すること(=体験価値)も、
実現不可能な状況でした。
でも、フランクルは、
このような状況でも実現できる
“究極の価値”を見出した。
それが、3つめの「態度価値」
「態度価値って何ですか?」
はい、これは
「自分に与えられた
状況や運命に対して
どんな態度を取るのか?
その態度によって実現できる価値です 」
強制収容所という過酷な環境の中にあっても、
「この状況をどうとらえるか?」
という態度は"自分で選択"できる!!
私たちの人生は、いろんな意味で
どんな人にとっても
波乱万丈(はらんばんじょう)かも?
この世に生まれて生を終えるまで
「苦しいことは何もなかった」という人は
いないのではないでしょうか?
「人生を生きるのが辛い」
そう感じたことのない人は
いないのではないでしょうか?
実際、収容所という過酷な環境の中で、
野生の獣のようになっていった者もいれば、
人間らしい尊厳のある態度を取り続けた者もいたそうです。
「自分のことしか考えない
“エゴの塊”のような人間」もいた。
一方で
「自分が空腹であるにもかかわらず、
死にそうな仲間に
自分のパンを分け与える者」もいたのですね。
この後者の人たちは、まさに
「態度価値を実現した人」ですね
「人間、自分の置かれた状況を
どうとらえ、どう行動するのか」
それによって
私たちは態度価値を実現し、
人生を価値に満ちたものにすることができるのですね (^.^)
【追伸で〜す】
今朝はちょっと寒い。
でも "ついてる"(笑い)
週末エンジョイですね
今日も笑顔で顔晴りましょう (^.^)
今日はいい日だ!
3月26日
ついてるレオさん
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