2010年02月08日
秘すれば花!−前編
「素晴らしい国 日本!」
第15回めは「秘すれば花」
前回の「初心忘るべからず」
に続き、世阿弥(ぜあみ)の
有名な言葉の紹介しま〜す
15
室町時代に能を大成した世阿弥は
名著『風姿花伝』でこう述べています。
秘する花を知ること
秘すれば花なり
秘せずば花なるべからず
この言葉の解釈は
いろいろ考えられますが、
大きく2つの意味があると思います。
一つは
秘めるからこそ花になる。
観客にすべてを見せずに、
ほんの少しのことを
象徴的に表現するのが
「芸の道」だと言う意味ですね。
二つめは
花のように多彩な能力をもっているが
自らは決しておごらずただ淡々とあれ。
決して威張らず花のような存在であれ。
そう言えば、能の舞の歩き方も、
素人の目にはただノソノソ歩いている(笑い)
ようにしか見えないですが、
この動きには長年培われてきた
技と知と型が凝縮されているのですよね。
だから、この言葉の意味は
すべてを表すことなく
控えめで謙遜し、
謙虚であることを勧めているのですね。
人生を生きる上で
大切なことは
自分を生きる
だけど「俺は偉い」とか
虚栄、傲慢な態度を
他人に如実に表す人いますよね。
やっぱり『能ある鷹は爪を隠す』という
諺にもあるように
謙虚であれということですよね(笑い)
それと、昔は「恥知らず」という言葉が
ありましたが、最近では、
恥を恥とも思わない風潮もありますよね。
いろいろ気をつけたいですよね (^.^)
(続く)
[関連記事]
【ブログ】ついてるレオさん"ハッピー日記"
「今年の漢字は?」 (12 12 2009)
世阿弥の『守破離』(しゅはり)という言葉を紹介しています。
もしお時間があれば寄ってね (^.^)
【追伸で〜す】
たしかに、時代は変わり
社会風潮も変わってきました。
女性のファッションでも
昔と違って見せるところが
多くなってきました。
男性にとっては
うれしいかも?ですが(笑い)
さて、次回は「素晴らしい国 日本!」
秘すれば花!−後編です
今週も笑顔で顔晴りましょう (^.^)
今日はいい日だ!
2月8日
ついてるレオさん
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