2008年10月05日

「宗教が生まれた話」−後編

前森高原.jpg

 (前回までのあらすじ)ムード 

 人類全体を考える
 世界的な宗教になるためには
 一人の人間なら誰でも持っている
 “2つの疑問”に
 答えなければならない。

 今日は、めちゃめちゃ長いですが(笑い)
 もしよかったらお付き合いくださ〜い

  後編 スタートカチンコ  パチパチ 


 その疑問 ひらめき

  ひとつは、

 「人間はどこから来て、どこへ行くのか」ハートたち(複数ハート)

   これは“この世の生き方”に関する疑問ですね。


 もうひとつは、

 「この世に義ありや、神ありや」かわいい

   これは
   “この世に正義があるのか、神がいるのか”
   という疑問です。


 この疑問に対する解釈は
 各宗教によって違いますよね。

 それぞれの宗教の解釈の仕方は
 神義論(しんぎろん)という観点ひらめきから
 考察してみると分かりやすいですね。


 大きく3つに分かれます


 1つめは、『幸福の神義論』黒ハート

   テーマは
   「人間はどうしたら幸福になるのだろうexclamation&question

   この世には義があり、
   福(子だくさん)・禄(金銭)・寿(長生き)を
   求めることは、ためらう必要のないことであって、
   そのために一生懸命に勉強し修養をつまねばならない。
 
   「儒教」に「道教」にあらわれて
   “中国の思想”に影響を与えています。


 2つめは、『善と悪の闘争』くつ

   これは、二元的な神義論爆弾 つまり、
   「この世は善の神と悪の神との戦いの場」であり、
   やがてこの二つの神が雌雄を決する
   最終戦争の日がやってくるというのである。

   古代イラン北東部で活動した預言者、
   ザラスシュトラ(ゾロアスター)を祖とする宗教
   「ゾロアスター教」にあらわれる。

   (後に、ユダヤ教、キリスト教、大乗仏教、
    マニ教、イスラム教にも影響を与えています)


  この善の神と悪の神の戦いって
  よく映画カチンコ、アニメTVなどに登場しますよね(笑い)

  ちょっと込み入ってきましたが
  大丈夫ですか?

  まあ、脳のトレーニングと思って
  気楽に読んでくださ〜い(笑い)



 最後に 3つめは、『苦難の神義論』アート
  
         
   テーマ「人間はなぜ苦しまなければならないのかexclamation&question

   これには、二つの答え方があります。


  一つは、インドの「業(ごう)の教説」ー(長音記号2)

   人間は、業ぴかぴか(新しい)(カルマ)という
   前世に行なったことを背負っていて、
   これによってこの世で
   幸福であるか、不幸であるかがきまる。

   そして、この世で行なっていることが
   業になって、来世がどうなるかが決まる。

   このように、いつまでも限りなく
   車(カルマ)のように続いていくのであり、
   この神義論のもとでは
   時間には始まりもなく終わりもなく
   無限に続くこととなる。


   あっ、「何となくわかるかもexclamation&question」(笑い)
   私たち日本人の思想にも影響を与えています。

   『業(カルマ)の法則』
   『因果応報』
   『輪廻転生(りんねてんせい)思想』ですよね。


  もう一つは、「予定説」ふくろ


   神の摂理ひらめき(世界を支配する意志)によって
   この世の運命は一人一人の運命を含めて、
   いっさいがすでに定められている。
   救われるのか救われないのかも定められている。

   だが、人間には判らない。
   それほど神の存在は偉大である。
   したがって、
   人間は救われているという実感を求めて
   努力するというわけで、その代表的なものが、
   “カルヴィニズム”です。

   こうした神義論を支えている宇宙論は、
   この世は神によって創造されたものであり、
   いつかこの世に終わりが来て、
   最後の審判が行なわれるというものである。


  「宗教が生まれた話」ぴかぴか(新しい)
  3回にわたりお読みいただいて感謝しています(^.^)

 
 【追伸で〜す】


  なんか、
  テーマ「宗教学序論」むかっ(怒り)みたいな
  大学の講義のようになりましたが(笑い)

  思想(宗教、哲学、科学)は
  私たち人間のものの考え方に
  大きな影響を与えているのですよね。

  私たちは日本人ですが
  日本人には日本人なりの
  ものの考え方があります。

  一方、アメリカ、イギリスなど
  ヨーロッパ、アメリカ人には
  彼らのものの考え方があるのですね。

  その彼らの文化の背景知識を学ぶことは
  相手をより理解することにつながりますよね。


   脳科学者の茂木健一郎さんは
   こう語っています。


   勉強は自分が良い方向に
   変わるためにするもんです。

   自分の壁を乗り越える喜びとは
   まさに変わることです。

   だから勉強は一生しなくちゃいけないんですよ。


               茂木健一郎 家


  今日も“ついてる”1日になりますよ!(^.^)

  
  Have a nice Sunday!


  10月5日


  ついてるレオさん 揺れるハート



posted by ついてるレオ at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 生きる知恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック